中古マンションを選ぶ時に、リノベーションやリフォーム済みの物件がいいと思いがちです。
リノベーションやリフォーム済みの物件はクロスも床も新品でまるで新築のようです。

でも待って!!!
その物件はあなたが望む機能やデザインをすべて備えていますか?
不動産会社が中古マンションを買い取って、リノベーションを施して売る場合、不動産会社の利益も物件価格に含まれてしまいます。
では、お得に中古マンションを購入するにはどうすればいいでしょうか?
早速、見ていきましょうっ!
現在売り主が住んでいる物件を購入する


中古マンションの中には、売り主がまだ居住している物件があります。
そんな物件を見つけた時はチャンスです!
中古マンションを手放す理由はさまざまですが、下記のような理由でマンションを売る場合は好都合です。
【中古マンションを売る良い理由】
- 売り主が転勤で引っ越しを予定しているため
- 売り主がマンションの買い替えをするため
- 売り主が故郷に戻るためにマンションを売りたいため
現在住んでいる人がいて、家としての機能が整っているのですから、とりあえずそのまま住める状態です。
自分にとって良い中古マンションを買うためには内覧は2回するべし


ネットで見つけた物件にしろ、不動産会社の窓口で見つけた物件にしろ、内覧を申し込むのは簡単です。
不動産会社からしても売り主からしても、家を売りたい訳ですから、内覧希望は歓迎してくれるはずです。
そこで気に入った物件の場合は、「内覧を2回させてください」と最初に申し出ることをオススメします。
1回内覧をした後に、「もう一度」というのは言いにくいものですが、最初から「内覧を2回させてください」
と言っておくと、売り主も不動産会社も「どうぞ、どうぞ」と快く承諾してくれるはずです。
中古マンション内覧1回目に見るべきポイント


現在売り主が住んでいる中古マンションを見に行った際には次のポイントを見ます。
【マンションの外の部分で見るべき7つのポイント】
- 建物の外観
- 建物の周りの建物
- 駐車場
- 駐輪場
- 集合ポスト
- エレベーター
- ゴミ置き場
【マンションの売り物件の中の部分で見るべき10のポイント】
- 玄関に十分なスペースや収納棚があるか
- LDKの部分は開放的で、窓からの光が十分に差し込んでいるか
- キッチンに十分なスペースがあり、食器乾燥機が置けるか(またはビルトインか)
- すべての部屋にエアコンが設置可能か
- 洋室のフローリングやクロスはきれいか
- 和室の畳は新しいか
- トイレのスペースは十分か
- 浴室のスペースは十分か
- 洗面台はそのまま使えそうか
- 洗濯乾燥機置き場に、最新の洗濯乾燥機が置けるスペースがあるか



たくさん見るポイントがあって大変だね。
あらかじめ売り主様に承諾を得て、スマホでできる限り写真を撮らせていただくことをオススメします。
中古マンション内覧1回目に売り主様に聞くべきこと


初対面となる売り主様にいろいろ聞くのは気が引けるかもしれませんが、大事な買い物となるので、ここは躊躇せずいろいろ聞くべきです。
【内覧1回目に売り主様に聞くべき30のこと】
- いつからこちらに住んでいますか?
- ここに住んで良かった点は?
- ここに住んで悪かった点は?
- 部屋のつくりとして不便な点はありますか?
- 途中でリフォームしましたか?
- 畳はいつから使っていますか?
- 照明は変えられますか?
- エアコンは全室付けられますか?
- 隣りの音は聞こえますか?
- 上の階の音は聞こえますか?
- 下の階の人に音で文句を言われたことがありますか?
- 給湯器に問題はありませんか?(途中で水になりますか?)
- 給湯器は温度設定できますか? 追い焚きはできますか?
- 近所づきあいはありますか?
- 管理の話し合いの会はありますか?
- 内装工事をする時などは管理組合の許可がいりますか?
- 自治会への参加はありますか?
- 修繕計画はありますか?
- 断熱はいいですか?
- 西日はきつくないですか?(南西向きの場合)
- 購入時はおいくらでご購入されましたか?
- 固定資産税はいくらくらい払っていますか?
- ペットを飼っているお宅はありますか?
- 駐輪場には〇台余裕で置けますか?
- 知っている範囲で事件、事故などが近くでありましたか?
- スーパーには車で行きますか? 自転車で行きますか?
- (近くの)○○病院は利用したことがありますか? 病院としてどうですか?
- いつお引っ越しの予定ですか?
- いつまでに契約する必要がありますか?
- お値引きは可能ですか?
たくさん聞きたいことがあると思いますが、できれば自然な会話の中で聞き出すようにしてください。
売り主様に嫌われて、良い物件を売ってもらえないのは困りますから。
中古マンション内覧2回目のポイント


さあ、1回目の内覧で気に入ったと思ったら、次は2回目の内覧です。
大手の不動産会社には、提携しているリフォーム会社がありますので、2回目の内覧時にはリフォーム会社の方に同行していただきます。
ここでリフォーム会社にリフォームしたい箇所を伝えて、リフォームの見積もりを作成してもらうのです。
物件引き渡しのあと、すぐにリフォームをしてもらえるように、希望をすべて伝えます。



最新の洗濯乾燥機が置けないみたいだけど、リフォームで置けるようになるかな?



この棚は邪魔だから撤去してもらえるかな?
売り主がまだ住んでいる物件を購入する場合、引き渡し後リフォームを自分の好きなようにできます。
かけられる予算内で、クロス全面張替え、畳の張り替えはもちろんのこと、本当にさまざまなリフォームが可能です。
私の場合、不動産会社として東急リバブルさんを選んだことで、物件の購入からリフォームまでが本当にスムーズにいきました。
まとめ:まだ居住中の中古マンションを買ってリフォームするとお得


中古マンションを買ってリフォーム・リノベーションをするのが現在の賢い住宅購入方法です。



面倒くさいと思われた方も大丈夫!
大手不動産会社には提携しているリフォーム会社がありますので、マンション購入から一連の流れとして自分の好きなようにリフォームすることが可能です。
中古マンションでありながら、注文住宅を買うようなワクワク感を味わえます。



中古マンションを賢く選んでお得に買いましょう!
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